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ANK免疫細胞療法の導入に必要な設備・機器

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ANK免疫細胞療法は、患者さん自身の免疫細胞(NK細胞)を採取・培養し、体内に戻すという治療法です。そのため、導入を検討されている医療機関の中には、「培養設備や無菌室、特殊な医療機器が必要なのでは?」と想像されている方も少なくないかもしれません。

ですが、ANK免疫細胞療法の導入にあたって、そうした設備を院内に備える必要はありません。基本的な医療設備が整っている医療機関であれば、スムーズに導入いただけます。

このページでは、ANK免疫細胞療法を導入する際に必要となる主な設備や機器についてご紹介します。

特別な設備や機器は必要ありません

結論からお伝えすると、ANK免疫細胞療法の導入にあたって、特別な設備や高度な医療機器を新たに備える必要はありません。

治療工程の中でも、専門性の高い細胞の培養は外部の専用施設に委託されるため、自院で培養機器や無菌室を整える必要はないのです。

また、治療の初期段階で行うリンパ球の採取には「血液成分分離装置(リンパ球採取機)」が必要となりますが、この装置が院内にない場合は、採取のみを他の医療機関で行うことが可能です。

このように、基本的な医療設備が整っている医療機関であれば、比較的スムーズに導入いただけます。

リンパ球の採取に必要な「血液成分分離装置」について

ANK免疫細胞療法の第一段階では、患者さん自身のリンパ球を採取する必要があります。このときに使用されるのが、血液成分分離装置(リンパ球採取機)です。

採取時には、患者さんの血液を一時的に体外循環させながら、必要なリンパ球だけを選択的に分離・回収します。おおよそ5〜8リットル分に相当する血液が循環しますが、大部分はそのまま体内へ戻されるため、身体への負担は比較的少なく抑えられます。

この血液成分分離装置を設置していない医療機関では、患者さんにリンパ球の採取を他院で受けてもらい、培養されたNK細胞を体内に戻す工程を自院で実施することが可能です。新たに装置を導入する必要はありません。

また、リンパ球の採取には全血採血による方法もありますが、以下の理由から、現在はあまり推奨されていません。

こうした理由から、専用の血液成分分離装置を用いた方法が、効率的かつ安全な採取方法として推奨されています。

細胞の培養は京都の専用施設で実施

採取されたリンパ球は、2〜4週間かけて増殖・活性化され、点滴での投与に適した状態に整えられます。この培養工程は医療機関内では行わず、京都にある専用の細胞培養施設で実施されるため、培養に必要な装置や環境を院内に備える必要はありません。

この培養施設では、患者さん一人ひとりの細胞を個別に扱い、安全性と品質を保つための管理体制が徹底されています。

イメージ
引用元:リンパ球バンク公式サイト
https://www.lymphocyte-bank.co.jp/shisetsu.html

まず、施設は医療機関の診療エリアなどと完全に隔離された専用空間に設置されており、作業は、無菌フィルターで清浄化された空気が流れるクリーンベンチ内で実施されます。さらに、施設全体がクリーンルーム内に設けられており、外部からの汚染を遮断した密閉環境の中で運用されています。

また、技術員の入退室や資材の搬入出も厳密に管理されており、使用される培地(細胞を育てる液体)には、医薬品または医薬品グレードの成分のみを使用。注射針も使用せず、他人の血液やウイルスが混入するリスクを極力排除した設計となっています。

治療時に必要なものは「点滴のための設備」のみ

NK細胞は京都の専用施設で培養・活性化されたのち、医療機関に返送されます。その後、患者さんの体内へ点滴で戻す処置を行います。

この工程で必要となるのは、静脈注射が可能な処置室やリクライニングチェアなど、一般的な点滴設備のみ。すでに外来処置で点滴治療を行っている医療機関であれば、特別な機器を新たに導入することなく対応できます。

まとめ

免疫療法は“特別な設備が必要で導入が難しい”というイメージを持たれがちですが、ANK免疫細胞療法は違います。一般的な点滴処置が可能な環境があれば十分で、専用の培養設備や高度な機器は必要ありません。

医療機関の設備投資の負担を抑えながら、新たな治療の選択肢を患者さんに届けることができるでしょう。

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