がんとANK免疫細胞療法の教科書~ANKブック~ | sponsored by リンパ球バンク株式会社
がんとANK免疫細胞療法の教科書~ANKブック~ | sponsored by リンパ球バンク株式会社 » がんとANK免疫細胞療法の最新コラム » ANK免疫細胞療法の費用と保険診療の適用について

ANK免疫細胞療法の費用と保険診療の適用について

このサイトは「リンパ球バンク株式会社」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

がんの標準治療に次ぐ第4の治療法として、さまざまな免疫療法が登場していますが、その多くは保険診療の適用になっていません。ANK免疫細胞療法も同様です。ここでは、ANK免疫細胞療法の費用や保険診療との関係などについて説明します。

目次

【sponsored by】リンパ球バンク株式会社
リンパ球バンク

リンパ球バンクは、ANK免疫細胞療法を開発したドクターと治療を受けた患者さんが中心となって創業され、科学的根拠に基づく治療システムの開発を手がけてきました。

ANK免疫療法の基本情報はリンパ球バンク株式会社をスポンサーとして、Zenkenがコンテンツを作成・運営しています。

ANK免疫細胞療法の費用

医療機関によって異なる費用設定

ANK免疫細胞療法は自由診療のため、治療費は全額自己負担となります(次項参照)。自由診療なので治療費は一律ではなく、医療機関が独自に設定しています。主な費用は以下のとおりです。

ANK免疫細胞療法は一般診療か自由診療か

一般診療でも受けられる未来を目指している段階

ANK免疫細胞療法も含め、ほとんどすべての免疫細胞療法は自由診療です。
一般診療、つまり健康保険が使えない理由は単純に法律の問題です。たとえば、臓器移植は臓器移植法の成立によって健康保険適用の道が開けました。同じように、既存のルールの枠組みを超えた新しい医療は、原則として法律を整備しなければ健康保険承認の申請ができません。免疫細胞療法は従来の手術や抗がん剤治療、放射線治療はもちろん、輸血とも臓器移植とも異なるとされ、医師法に基づいて自由診療で実施されるべきだと考えられてきたのです。

しかし、この数年で法整備が急速に進み、承認の申請が可能になりつつあります。実際に、ヨーロッパの大手医薬品メーカーがアメリカで承認を取得した免疫細胞療法が、2019年3月に日本でも承認されています。

ANK免疫細胞療法も承認の申請が法的には可能になったので、当然ながら健康保険の適用を目指しています。ただし、そのためには莫大なコストを要するプロセスを進めなければならず、すぐに健康保険が使えるようになるかは難しい問題だといえます。具体的にいうと、承認申請のためには臨床研究としてのデータを蓄積しなければならないのです。

臨床研究はデータを集めるのが目的であり、いわば「実験」としての治療を行なうため、非常に限られた数の患者さんしか受けることができません。しかも、同じ部位に発生した同じ種類のがんで、進行の程度や治療の経緯も同じ、行なう治療も同じパターンにして、統計処理を行なう意味のあるデータを集めていきます。これがいわゆる「治験」と呼ばれるもので、相当なコストと時間を要します。

ANK免疫細胞療法と各一般治療の組み合わせ

標準治療との併用を前提として治療を設計

ANK免疫細胞療法は、各一般治療と組み合わせることが十分に可能です。というよりも、ANK免疫細胞療法を手がける医師は、各一般治療、つまり標準治療との併用を前提として治療を設計していきます。
理想的なのは、標準治療で身体がダメージを受ける前にリンパ球を採取し、標準治療を受けている間に培養を行なう流れです。

外科手術や重粒子線治療、抗がん剤治療や放射線治療は、副作用があるとはいえ、初期治療における効果はやはり絶大です。それに比べると、ANK免疫細胞療法はがん細胞をひとつずつ攻撃していくため、がんが大きいと増殖するがん細胞の数に攻撃が追いつかなくなり、結果としてがんの勢いに負けてしまいます。

しかし、標準治療でがん細胞の数を大きく削り、その後にANK免疫細胞療法を実施できれば治療効率を高めることができるのです。手術が困難ながんをANK免疫細胞療法で小さくしてから手術を行なう、ということも考えられますが、基本的には先にANK免疫細胞療法のリンパ球採取、培養を行ない、次に標準治療を受けてからANK免疫細胞療法の点滴を受けるのがベストといえるでしょう。

抗がん剤治療の中でも、受ける抗がん剤によってはANK免疫細胞療法の同時併用はおすすめできません。細胞傷害性の抗がん剤は正常細胞の遺伝子にもダメージを与えるため、薬剤の血中濃度が高いタイミングでANK免疫細胞療法を行なうと、点滴で戻したNK細胞もダメージを受けてしまいます。

抗がん剤治療との関係においては、下記でも詳しく紹介しているのでご確認ください。

【関連記事】
がんの種類と抗がん剤治療(薬物療法)について

また、ANK免疫細胞療法を実施した後に一部の抗がん剤治療や放射線治療を行なうと、免疫細胞がダメージを受けて活性度が低下した状態で治療を終えることになり、再発や転移のリスクが高まると考えられます。
がん細胞の全滅が期待できるほど活性化したNK細胞を利用するANK免疫細胞療法は、治療の最後の詰めとして位置づけるべきでしょう。

ANK免疫細胞療法が受けられる
クリニックはこちら

ANK免疫細胞療法を検討中の
医療従事者の方はこちら

ANK免疫細胞療法が
受けられる
クリニックはこちら

ANK免疫細胞療法を
検討中の
医療従事者の方はこちら